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2009年 11月8日
できごとを更新しました!!

RPGツクールDS
おえかき代表作
作者 ファンサイトキットより
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できごと
  「台詞についてよく考える」

最近よく、ぽわーんって考えてることがあります。

台詞のことです。

昔は台詞なんて、悩まずにすらすら書けた。
でも最近は、ひとつの台詞をうんうん唸るって書いてる。

そんなことを考えてるうちに、ふと、
「これだけで一回できごとが書けるんじゃないか?」
と、思ってしまったので、
今回はそれを実行してみます。

とはいえ、悶々と考えていることなので、
いつものようにバシっ!とは書けないと思いますが……

興味をもたれた方は、ぜひとも最後までお付き合いください。

――――――――― 1 ―――――――――

 <口語を考える>

台詞とは、
作者以外の人間(キャラクター)の口語を通して読者に訴えかける
コミュニケーション手段。

と、定義しておきます。

人間(キャラクター)の口語なのだから、
なるべく、日常的なフレーズを使った方が分かりやすい。

「お茶頂戴。田中さんからもらったやつ」
「掃除もろくにできないの? はぁ〜、ダメなひとね。女のクセに」
「あー、加藤のこと好きだ。めっちゃ好きだ。おれ」

でも、日常的なフレーズってつまり、
文法をまったく意に介さないと言いますか……

これらの文章を簡潔にしてみますね。

「田中さんからもらったお茶を頂戴」
「はぁ〜、ダメなひとね。女のくせにろくに掃除もできないなんて」
「おれ、加藤のことめっちゃ好きだ」

良くも悪くも、こうなります。
躍動感を失ってしまう代わりに、伝わりやすさを手に入れた。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

台詞(コミュニケーション)なのだから、伝わりやすい方がいい。

でも、人間(キャラクター)の口語なのだから、
なるべく、日常的なフレーズを使った方が分かりやすい。
親しみも湧くだろうし……
なによりも、口語の文章はウキウキしてくる。躍動感がある。

でも、口語だからといって、常に台詞が口に出して読まれるわけでもない。
口に出して読むなら、前者の方が安定するけど、
文の形でじーっと目で読むなら、後者の方が安定する。

というのも、文章を読むときって、
口語の3〜5倍のスピードで読んでると思う。
新聞を読んでるときの感覚ですね。
そこに、感情にまみれたまどろっこしい言い回しは必要なのか?

なんて。

うん、うん、う〜ん……

分かりやすさと、伝わりやすさ。

似てるようでまったく違う上に、両天秤になってるらしい。

――――――――― 2 ―――――――――

 <性格を考える>

台詞とは、
作者以外の人間(キャラクター)の口語を通して読者に訴えかける
コミュニケーション手段。

作者以外の人間(キャラクター)を使うのだから、
そのひとの性格を考えなくちゃいけない。

でも、大概において、
ひとはその身にひとつの性格しか持ち合わせておりません。

だから、他者の性格を借りることになる。
しかし、ひとは他者の性格をどこまで理解しているのだろう?

プロの作家を見ても、多くの他者の性格を理解してるひとって
めちゃめちゃ少ないのが現状です。
ミヤベとかアサダくらいです。

多くの作家は、自分の延長線上にある性格しか持っていません。
そしてそれが大脳生理学の限界の定義です。

無垢なひとは汚いひとを書きませんし、
泥水を啜ったひとは純なひとを書きません。

男性は男性を上手に書き、女性を書くとき現実感を逸します。
女性は女性を上手に書き、男性を書くとき現実感を逸します。

世の中には、どっちも半々に存在してるのに。

ではどうして、ミヤベやアサダは書けるのか?とか考える。
そりゃあもうあれだよ。
精神分裂の類なんだと思う。
だったら自分も、
精神を分裂させるくらい頑張んないといけないかなーなんて思う。

ここから先は、まさに鬼道か?

昔はきっと、どこかで見たキャラクターの
上っ面の張替えをやっていたから、台詞がすらすら書けたんだ。

それじゃ満足できなくなった。
世界を書きたい、なんて思うようになった。
群像劇ってジャンルがあるけど、
そんな感じのことを常にしたいと思うようになった。

世界を書くってことは、すなわち、
最小単位のひとをしっかり書かなきゃいけないわけで。
それはまさに、Gコードのようなものだから、
そうやってバックボーンを敷いたあとで、
しっかりとした、歌詞とメロディーを書きたいと思ってるってことなんだと思う。

ミリオンセラーの楽曲を書くように。
今まさに、他者と向き合っている。

――――――――― 3 ―――――――――

 <説明を考える>

台詞とは、
作者以外の人間(キャラクター)の口語を通して読者に訴えかける
コミュニケーション手段。

読者に訴えかけるのですから、
作中のあれこれ、特に人間(キャラクター)の説明が必要不可欠だと思います。
人間は、あまりよく分からないひとの言うことは聞かないものですからね。
それを逆手に利用したのがデート詐欺だといえます(?)

気心の知れた仲ならいざ知らず、
作中の人間(キャラクター)と気心の知れているひとってのは、いないでしょう。
そして、作中の人間(キャラクター)は、読者に対して説明をしてくれません。
「やあ、おれの親友!」
それは基本やっちゃならねえのです。

なので説明は台詞に、そこはかとなく込めなければならないのです。
例えばあいさつひとつにしても、両者の関係の説明ができます。

「やあ」「よお」 プライベートな付き合いがある。
「おはようございます」 仕事関係。
「昨日のお酒はうまかったよ〜」 前夜にお酒を一緒に飲んだ? 比較的親しい。

常套手段です。レベル1です。

でも物語って、始まりから始まって、終わりに終わるわけでもないです。

 随分と呼気が荒くなってきた。心臓の脈打ちを肌で感じる。
 この暗がりの中では、デジタル時計のほのかな明かりだけが頼りだ。
 よし、ことは順調に運んでいる。
 あとはこれをセットすれば……

時限爆弾を仕掛ける犯人を描写してみました。
これがそれと分かるのは、すぐ次の文章かもしれませんしと、
ずっと後になってからのことかもしれません。

筆者はこの文章でも楽しめます。
なぜならば、なんとなくドキドキするからです。
でも、わけがわからない、とさじを投げるひとがいるのも事実でしょう。
だからどうにかして分かるように説明したくなるけど、
それをやっちゃったら、すべてが瓦解してしまうことも知っている。

だから、心底悩みぬいて。

 さっきすれ違った女がおれのことをじろじろ見ていた。
 まるでこれから殺人をやらかす人間を見るような眼つきだった。
 おれはひと殺しはやらない。
 まあ、これから似たようなことをするつもりだが。

なんて序文を考えたて付け足したりする。
よくなったのか悪くなったのかは分からないけど、
間(あいだ)を取ったことは確かだ。

台詞に説明を盛り込むとき、センスが問われる。
ましてや、RPGなど台詞のみに表現に限られる場合なんて尚更のこと。
わたしは談長な文章や説明的すぎる台詞は好まない。
そんでもって、説明が無さ過ぎて客足が減ることにいつも怯えてる。

イノウエさんがこんなことを言ってた。
「難しいことを簡単に、簡単なことを深く」
それが台詞なんだと。

うん、そうなりたいと思う。
だから、悩んでみる。

よくなったのか悪くなったのか分からないけど、
頭を使いまくってることだけは確かだ。

  「近況」

地元新聞社の文学賞の発表が今朝の新聞に載っていました。
今回は応募したわけじゃないけど、上には上があるんだってことを改めて実感しました。
余った時間で、ポケモンとモンハン3を。
バトルフロンティアに挑戦&ナバルデウス撃破でレア素材とおカネ稼ぎしてます。

  次回予告 「デジタルの波に乗って」 11/15(日)予定

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